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ダッカ

バングラデシュの首都でありダッカ県の首府を兼ねるダッカについて説明。ダッカの歴史や地理、環境、経済、人口、文化、交通機関、教育機関などを紹介しています。

   

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ダッカの都市行政

ダッカの自治は1864年8月1日から始まり、1978年には都市自治体(英語版)に昇格された[40]。都市の行政はダッカ市役所(英語版)を中心に行われるが、重要な行政機関は複数の区に分散して置かれている。首長は5年ごとの総選挙で選出され、現在の市長はサーデク・ホサイン・コーカ(英語版)である[41]。ダッカ教育委員会(英語版)は公立学校と、イギリス系学校やマドラサを除くほとんどの私立学校を管掌する[42][43]。イギリス系学校は独立した組織であるのに対し、バングラデシュのマドラサはすべて中央委員会が管轄している[44]。 ダッカ市警(英語版) (DMP) は1976年に設立され、12の警察署に6,000の人員を配置した[45]。その後都市の急速な膨張に対応し、警察署は33箇所、人員は23,000人まで拡張され、さらに18の警察署新設に取り掛かっている。 ダッカ市の選挙区からは10名の国会議員が選出され、アワミ連盟とバングラデシュ民族主義党が二大政党の位置を占める。ラムナ区には行政事務局があり、政府省庁のほとんどがここに集まっている。バングラデシュ最高裁判所(英語版)とダッカ高等裁判所(英語版)も市内にある。大統領宮殿(英語版) (Bangabhaban) はインド総督の公邸として建てられ東パキスタンの知事も利用したが、現在はバングラデシュ大統領が使用している[46]。バングラデシュ国会議事堂(ションショド・ボボン(英語版)、Jatiyo Sangshad Bhaban)は建築家ルイス・I・カーンの設計[22]で、一院制の国会が開催される。バイトゥル・ムカッラム(英語版)は、メッカのカアバを模して建設された国立のモスクである[47]。歴史的建造物としては、バラ・カトラ宮殿(英語版)、ラールバーグ・フォート(英語版)、フスアニ・ダラン(英語版)、アッシャン・モンジル(英語版)などがある[48]。 交通渋滞や人口増加へ対応し、中央政府は周辺部の都市化とダッカ市域外に工場やビルを建設する場合に10年間の所得税免減制度を導入した[49]。チッタゴンとは違いダッカには下水道が敷設されているが、その恩恵を受けるのは人口の25%に止まり、30%は浄化槽を利用している[50]。上水道は市内住居の2/3にしか普及していない。固形廃棄物は年間970万トン発生する。個人および行政によって都市部における収集体制は確立し、集められたごみは低地や沼沢地に埋め立てられている[36][50]。

参照元:Wikipedia「ダッカ
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